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阿寒湖で獲れるおさかな

阿寒湖漁業の紹介

レシピ

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1920年、アメリカから食用として移植されたのが
始まりで、
1930年に摩周湖に放流され、
阿寒湖に持ち込まれ自然繁殖しました。
近年、地元のホテルをはじめ、全国のホテル、
有名レストランで食材として
高い評価を受けています。
また、阿寒湖のザリガニは他に比べて大きく
湖の冷たい水で育つため身が詰まり、
塩茹でにしただけで美味しく食べられています。
01

勝利を呼ぶ、ザリガニを使ったナポレオンお気に入りの鶏肉のマレンゴ風

マレンゴの戦いでナポレオンが勝利した時に食べたと言われる料理が「鶏肉のマレンゴ風」と言われています。

マレンゴとは、ピエモンテ州南部の、アレッサンドリアのすぐ隣にある町の名前です。1800年6月14日、ここでナポレオン率いるフランス軍とオーストリア軍が戦いました。
戦いは朝に始まり、劣勢だった戦況をひっくり返してナポレオン軍が勝利したのは夜。このマレンゴ村で小休止を取りました。
ナポレオンの料理人でスイス人のデュナン(Dunand)さんは、戦いに勝利したナポレオンのために料理を作ろうとしましたが、戦いの混乱で軍の食糧が失われてしまったのです。そんな中、焼け落ちた農家で手に入ったのは「チキン・たまご・トマト・ニンニク・ザリガニ」という限られた食材だったそうです。しかし、デュナンさんはたったこれだけの食材に工夫を凝らしてすばらしい即興料理を作りました。

それを気に入ったナポレオンは、後にたびたび「あのマレンゴの料理をまた食べたいぞ。」とリクエストを出したとのことです。
そこから、この食材に玉ねぎなどを加えた料理が、「マレンゴ風料理」の定番となり、勝利の後にはよく食べていたと言われれいます。

02

天皇とザリガニ

国際的には食材として一般的なザリガニだが、日本では食べる習慣がほとんどありません。
しかし、大正天皇の料理番を務めた秋山徳蔵は、フランス料理で用いられるザリガニを使ってスープを作ることを思いつきました。北海道産のニホンザリガニを使ったスープが、1915(大正4)年に京都で開かれた饗宴の儀に供されたと言われています。
関係者によると、この時使用されなかったニホンザリガニが日光田母沢御用邸(同市本町)に持ち込まれたとの記録があり、さらにこのニホンザリガニの子孫とみられる個体が、市内を流れる大谷川水系で生息していると分かっています。

03

スウェーデンの夏を告げる風物詩「ザリガニパーティー」

食材としての「ザリガニ」は、私たち日本人にはあまり馴染みがありませんが、北欧・スウェーデンの人たちにとっては夏を代表する大切な味覚です。ザリガニ漁が解禁される8~9月になると、あちこちで家族や友達が集まってザリガニパーティーが催されます。ザリガニパーティーは「Kräftoskiva(クレフトフィーヴァ)」と呼ばれ、なんと一人あたり500g~1kgも食べるそうです!
日本でザリガニというと泥の中にいる小さなものを想像しますが、スウェーデンで食べられるのは大きいノーブル・クレイフィッシュという種類のもの。最近では国内産は高級品で、輸入のものが大半だそうです。

そのザリガニパーティーは100年ほど前から始まった伝統行事だけあって、面白い作法があるそうです。
まず、テーブルは屋外にセッティング。テーブルには紙製テーブルクロス、前掛けが用意され、参加者は紙製のとんがり帽子をかぶります。そして会場には『月の男』を模した紙製ランタンが吊るされ、にぎやかにデコレーションされます。
ザリガニは塩ゆでしてディルなどで香りをつけたものを冷やして食べます。
そしてサラダなどの料理と共に、シュナップスなどのお酒を飲みながら、深夜までにぎやかにパーティーを楽しむそうです。
屋外でワイワイ飲んで食べることができるこのイベントは、夏が短いスウェーデンの人たちにとって貴重で楽しみな時間なのでしょう。